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高血圧治療薬使用時に低血圧になったら肺血栓に注意

2019年10月29日

高血圧は常に血圧が高くなってしまっている病気であり、その治療においては生活習慣の改善による根本治療と高血圧治療薬による血圧のコントロールが行われます。
高血圧となってもそれ自体には自覚症状がないため、血圧を下げるために高血圧治療薬を飲むことには意味がないと考えてしまう人も大勢います。
しかし、血圧が高い状態が維持されることによって血管に負担がかかり、それが原因となって血管が厚くもろくなってしまう動脈硬化が生じてしまうリスクを高めることになります。
そのため、自覚症状がなくとも高血圧治療薬によって血圧を正常域に戻すということは多様な疾患へと発展してしまうリスクを下げるために必要と考えられています。

高血圧治療薬による治療を行っている際に患者が急に低血圧に見舞われることがあります。
こういった場合には高血圧治療薬の使用を中止し、原因究明に取りかかることになります。
比較的重篤な中で多いのは肺で動脈硬化が起きて生じる肺血栓です。
肺で血管が厚くもろくなってしまったことにより血栓が生じやすくなってしまい、それによって低血圧やショック等がもたらされてしまうということがあります。
急に低血圧に転じた際には早急に検査を行うことが大切です。

一方、高血圧治療薬の中には食べ物や飲み物との相互作用を起こしてしまうものがかなりの数があります。
服薬指導においてグレープフルーツジュースを飲まないようにという指導を受けるものの、うっかり飲んでしまったり、類似した柑橘類を食べてしまったりしたことが原因となる場合があります。
それによって高血圧治療薬の効果が増強されてしまい、急に低血圧が引き起こされることになってしまうというものです。